カクテルパーティー
第1章 その出逢いは鮮明に
僕が遮られていたカーテンを開けて休憩室に入ると、そこにはそこそこ人生の先輩であるおふた方がお昼を食べ終えて話をしていた。
「結香ちゃん大したことなくて良かったね。
…あら、今からお昼?ここどうぞ」
白いテーブルと緑色のソファの間で白いお尻が2つ忙しく移動する。
「テレビつけていいわよ」
「4以外でね」
「じゃあ4にしようかな」
ギラリと睨まれる
「…8にします」
僕はついさっき1階の売店で買ってきたお昼のお弁当をテーブルに置いてソファに座り、食べる前の儀式を始めた。
「うむ?今日は唐揚げ弁当ね」
「…ちょっと、何をやってるの?」
「"サザエさん"の中でマスオさんたちがよくやっているんですよ」
「うっわ、やめなよー」
「自分の彼氏にそれやられたら私やだー」
「いや、このささくれが気になるじゃないですか」
「ならない!」
「うーん、ささっと軽くやるぐらいにはいいけどさ、そんな念入りにされるとちょっとひく」
そんな訳で僕は割り箸をシャカシャカこするのを途中でやめた。
「結香ちゃん大したことなくて良かったね。
…あら、今からお昼?ここどうぞ」
白いテーブルと緑色のソファの間で白いお尻が2つ忙しく移動する。
「テレビつけていいわよ」
「4以外でね」
「じゃあ4にしようかな」
ギラリと睨まれる
「…8にします」
僕はついさっき1階の売店で買ってきたお昼のお弁当をテーブルに置いてソファに座り、食べる前の儀式を始めた。
「うむ?今日は唐揚げ弁当ね」
「…ちょっと、何をやってるの?」
「"サザエさん"の中でマスオさんたちがよくやっているんですよ」
「うっわ、やめなよー」
「自分の彼氏にそれやられたら私やだー」
「いや、このささくれが気になるじゃないですか」
「ならない!」
「うーん、ささっと軽くやるぐらいにはいいけどさ、そんな念入りにされるとちょっとひく」
そんな訳で僕は割り箸をシャカシャカこするのを途中でやめた。