カクテルパーティー
第3章 二人の世界の内と外
「また手が荒れてきちゃった。クリームかして」
「もう、自分の買いなよう。ほれ」
「病棟に行ってるとね、荒れるんだわこれが」
「おっとお?
…ねね、あの二人さっき塩川さんに怒られてたわ」
「いーい薬よ」
「そのクリームが?」
「違う違う」
「そのわりに橘君なんだか嬉しそうじゃん」
「いい気なもんよね」
「でも橘君はともかく立花さんは怒られキャラじゃなくない?」
「そだね」
「心理学的にいうと恋する二人はお互いの距離を補って似たり寄ったりのレベルになるんだってさ」
「おー!」
「ほっほう」
「へぇ、あの二人が?
そりゃ初耳だ」
「…え?
あ、出水先生」
「もう、自分の買いなよう。ほれ」
「病棟に行ってるとね、荒れるんだわこれが」
「おっとお?
…ねね、あの二人さっき塩川さんに怒られてたわ」
「いーい薬よ」
「そのクリームが?」
「違う違う」
「そのわりに橘君なんだか嬉しそうじゃん」
「いい気なもんよね」
「でも橘君はともかく立花さんは怒られキャラじゃなくない?」
「そだね」
「心理学的にいうと恋する二人はお互いの距離を補って似たり寄ったりのレベルになるんだってさ」
「おー!」
「ほっほう」
「へぇ、あの二人が?
そりゃ初耳だ」
「…え?
あ、出水先生」