テキストサイズ

カクテルパーティー

第4章 また違う声が響いて

「気が合っているんだと思います。というより立花さんのコミュニケーションの取り方が上手いんでしょうね」


「ふーん
それはそうなんだろうけどさ、橘君は立花さんのことをどう思っているわけよ?」



「モデルみたいですよねー彼女こそ目立ちますよ」


「なんだい、その早口。
いまなに考えてたの?」



「…え?」



なんだろう…

この胸騒ぎ



「おっと、病理にまでコレを持って行かないといけないんだった。
んじゃね」


そう言って出水先生は透明の液体の中にクルミみたいな物が浮いて密閉された容器をちらりと見せた



「お疲れさまです」


「お、つ、か、れい」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ