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カクテルパーティー

第4章 また違う声が響いて

103診察室の片付けをしていると隣の102診察室から話し声が聞こえてきた。





「なんで黙ってたんだ?」


「あなたには関係ないことでしょう。いちいち報告する必要なんてないですから」


「そんなこと言ってんじゃないんだよ。何でアイツなんだ?もっと他にいるだろう」


「さっきも言ったけど付き合ってるわけじゃないのよ。彼とも、あなたともね」



「ああいう自分をわきまえてない奴を見てるとどうにもイラつくんだよ。
それともオレへのあてつけか?」



「そうね
彼は患者さんからの連絡先を受け取ったりしないしね」



「なんっ…だと
とにかく、ちゃんとした相手を選べって言ってんだよ!」



「もういいでしょっ。
やめてよ、ここでそんな話」

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