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カクテルパーティー

第4章 また違う声が響いて

なんだよ


なんだよ

なんなんだよ


あのふたり
どういう関係なんだ?


以前付き合ってたけど別れた?



立花さんの言ってた彼ってのは俺のことか?



なんだ、この怒りは


くそっ
言葉が出てこない



きっと誰かが悪いってわけじゃないんだと思う


だけど



ショックだった

ふたりがあんな話をする間柄だったこと

それ以上に出水先生の多分、俺のことを言ったであろう言葉


そんな風に見られてた?

そんなわきまえてなかった?

俺はただ立花さんと一緒にいるのが楽しくて

今日も会えると思っただけで胸が躍って


俺は文句を言える立場じゃないんだろうけど


だけどさー!




今はただ目の前にある壁に掛かったカレンダーを黙って見てることしかできなかった。

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