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カクテルパーティー

第4章 また違う声が響いて

逃げよう

とりあえず早くこの場から
逃げるんだ

「ちょっとクラークまで行ってくる!」


「あ!向こうに行くなら手術室に備品持ってって補充しといてよ!」



知るかあほー!




クラークを通り過ぎてトイレに行くつもりだったのが、アイスを食べている受付の女の子たちに目が止まった。



「おっ
いいもん食べてるねー」


「今日私の誕生日だって言ったら出水先生が下の売店へ行って買ってきてくれたの」


またしても出水先生!


「この新商品ちょっと食べてみたいなぁと思ってたんだよね」


「結構おいしいよねコレ」



くのやろ〜
ハーゲンダッツを2人分ですか先生!



「そう、誕生日なんだ
おめでとう
オレも下でガリガリ君を買ってきてあげるよ」


「…いらない」

「自分で食べれば?」



くのやろ〜

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