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レモンスカッシュ

第3章 M/O






M side




聞いた?


「やぁっ…潤も、脱いで…」


丸い、澄んだ瞳が俺を射抜く。



智はずるい。


そうやって簡単に、俺を縛り付けてく。

がんじがらめにしてく。


…逃げらんないんだよ。
離れらんないんだよ。


俺も。

智も。



そんな可愛い智の懇願も、今日は聞かない。

気持ちがグラッと傾きそうになる。


その瞳がずるい。

だけど、何よりその瞳が好き。




「やぁ、脱いでよ…ぉっ。」


とうとう、零れた涙。



あぁ。

綺麗だ。



そんな瞳で見ないで。

大事にしたいのに、壊しちゃいそうで。




そっとベッドサイドに手を伸ばして、
手に取るのは



「え、や、何?」


アイマスク。



「やだ、やだ。取って…?」
「ダーメ。」
「潤の事、見てたいのに…。」


可愛いこと言ってくれるじゃん。



でもね、


「ダーメ。」


服を捲りあげて、もう固くなってる
紅く小さい果実を口に運ぶ。



「ひゃぁっ…あっ。」


体を反らせて感じてる。


些細な刺激でさえ、今の智には大きな快感。


「あっ、やぁっ。やだぁ…。」


口では言ってるけど、


ね。


体は正直なもので。



「でも、ココは気持ちいいって。」
「ぁっ。あぁっ。」


ジーパンの上からでも分かるくらいの膨らみ。


興奮してるんでしょ?
智も。


こんな智を見て、俺だって
痛いくらいに反応してる。

パンツの中のモノは、もうパンパンで。



だけど、今日は智を気持ちよくさせてから。




「凄い濡れてるね。」


ジーパンの前を開けて、脚から抜いてやる。


「もうココ、ビショビショじゃん。」
「も、恥ずかし、からぁ…。」



声だけで俺を昂らせる。


そんな姿にどうしようもなく、

惹かれてるんだ。

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