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O side

潤が、少しずつ入ってくる。

「もっと、激しく…して？」

驚きで見開かれた、
潤の深い色をした瞳。

「そんな、煽んな、って」

はぁって息を吐きながら、ゆっくり突かれる。

「ねぇ、潤・・・」

ゆっくりで、
若干痛いんだけど、
でも、一つになれた、幸せ。

「智っ・・・せまっい」
「っもっと・・・」


あまりにも潤がゆっくりしかしないから、
自分で腰を振る。

「ちょっ・さとっ」

「あっ！・・・潤っ」

いきなりいいところに潤のモノが当たる。


「じゅん・・・おっきぃ・・・」

「ばっか・・・ちょっ・・・息、吐けよ、さと」

息の吐き方なんてよくわからなかった。

でも、
潤が目の前に居て、
潤の腕の中に自分がいて、
潤が自分のナカにいる。



そのことだけで、

その事実だけで、


俺は幸せだった。

「潤・・・好き」

「さと・・・俺も」

「好きって言ってよ」



「好きだよ。

　愛してましゅ・・」

「ふふっ・・・噛んだ」

「も、うっせぇよ。動くぞ？」


ほら、こういうの、超かわいいの。
一番いいところでやらかす。



”しゅ”って・・・

なにそれ。
超かわいい。


「ちょっと？なに考えてんの？」
「ああっ！やっ！」

潤がイイところをぐっと突いた。

「ちゃんと、集中して？」

「だって、かわいい、し。」

一瞬ポカンという顔をして、

「え？俺？」

頷くと、


「馬鹿・・・智のが、かわいいわ」

俺の髪をさらさらと撫でる潤。


「かわいすぎて、大切すぎて。


　いつも、壊しそうになって。

　怖いんだよ。」


少し切ない瞳が俺を見つめた。


「壊れないから。
　壊れないから、安心して？」


そう言うと、

潤はふっと笑った。

「じゃあ、お望みどおり、激しくして差し上げましょうか。」


潤の不敵な笑みが、怖かった。