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恋空予報

第16章 旅行






「ねぇ、相葉っ…」



……あ、呼び方戻った。


…初めての頃みたい。

俺、優しくしてあげられなかった。
ニノのこと考えてやれなかった。



「もお、無理っ……

相葉が、欲しっ、いの……っ」



がくがくと揺れる体。

その度、バシャバシャと
水音があがる。


ニノの目からポロっと流れる
一筋の涙。



「…俺も我慢できないから、
あげる…」

「っあ…」



ニノのナカから
指を引き抜いて
ぐっと自身を埋める。


とろとろで、
絡み付いてくる。



「ニノんナカ、もう
俺の形だね。」

「んぁっ、あ、あぁ…っ」



ぐいっと腰を動かすと、
ニノの体が仰け反る。


…ほら、かわいい。



ちゅっちゅと
首筋にキスを落としていく。



「ねぇ、ニノ、気持ちいい?」

「ん、うんっ…気持ち、いい…」

「俺と温泉、どっちが気持ちいい?」

「っんなの、相葉に決まってる…っ」



あ、嬉しい。



こんな小さなことでも
幸せを感じるようになった。



「も、あいばっ…」

「まだ、待って…」



ガツガツと腰を打ち付けると
ニノ自身から白濁が吐き出された。

その白濁が、お湯に浮かぶ。



…なんか、エロい。

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