
恋空予報
第18章 番外編 最近の心情
櫻井side
口を開けば喧嘩ばっかり。
本当はしたくない。
だけど、素直じゃない俺は
そんなこと言えない。
些細なことでもいちいち悲観して。
こんな俺、もう嫌だ。
「…はぁ」
潤の帰りが遅いと
浮気してるのかな、
とか不安になって。
そんなハズないのに。
だけど、考えれば考えるほど
どんどん迷い込んでいく。
「ただいまー」
玄関から愛しい人の声が聞こえて
少し体を強張らせてしまった。
「お、おかえり…」
顔を見て言えなくて。
「ご飯、作るから…」
慌ててキッチンに入る俺。
そんな俺を見て潤が近づいてくる。
後ろに気配がする。
「翔…」
「なに?」
無理して笑顔をつくって
潤を見る。
肩に手が置かれて、
首を傾けてキスをする潤。
顔が一瞬で熱くなった。
「……。」
「ごめん。時間取っちゃったね。
ほんとごめんね。」
…謝んないでよ。
俺が何も言えないで俯いてると
潤が腕を捲った。
「だるい?俺、作るから
休んでていいよ。」
潤が俺の腕を引っ張って
ソファーに座らせる。
「無理、しないで。」
「違っ…」
でも、その続きは言えなくて。
声に出すことができなかった。
潤を好きになる度、
潤が離れていく。
最近、そんな夢を見た。
だから、こんなにも不安定なんだ。
口を開けば喧嘩ばっかり。
本当はしたくない。
だけど、素直じゃない俺は
そんなこと言えない。
些細なことでもいちいち悲観して。
こんな俺、もう嫌だ。
「…はぁ」
潤の帰りが遅いと
浮気してるのかな、
とか不安になって。
そんなハズないのに。
だけど、考えれば考えるほど
どんどん迷い込んでいく。
「ただいまー」
玄関から愛しい人の声が聞こえて
少し体を強張らせてしまった。
「お、おかえり…」
顔を見て言えなくて。
「ご飯、作るから…」
慌ててキッチンに入る俺。
そんな俺を見て潤が近づいてくる。
後ろに気配がする。
「翔…」
「なに?」
無理して笑顔をつくって
潤を見る。
肩に手が置かれて、
首を傾けてキスをする潤。
顔が一瞬で熱くなった。
「……。」
「ごめん。時間取っちゃったね。
ほんとごめんね。」
…謝んないでよ。
俺が何も言えないで俯いてると
潤が腕を捲った。
「だるい?俺、作るから
休んでていいよ。」
潤が俺の腕を引っ張って
ソファーに座らせる。
「無理、しないで。」
「違っ…」
でも、その続きは言えなくて。
声に出すことができなかった。
潤を好きになる度、
潤が離れていく。
最近、そんな夢を見た。
だから、こんなにも不安定なんだ。
