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恋空予報

第4章 決心

相葉side


……嫌われた?


誰ですかって言われたよ?


「ちょ、雅紀……
一旦店でよ?」

「ふっ、うぅ…」


気付けば、泣いてた。


俺は、こんなにも弱い人間なんだ…



「しょーちゃっ、も、やだぁ…」

「諦めんなよ。」


翔ちゃんがお茶を買ってきてくれて、
俺はそれを飲み干した。

そしたら、むせた。



「ごほっ、げほ…」

「ちょ、大丈夫?」



やっぱり、叶わない恋なのかもしれない。

けど…


「絶対諦めないもん…」

「うん。応援してるから。
頑張れよ。」


翔ちゃんが優しく抱き締めてくれた。


俺はその胸の中で人目なんて気にせず、
思いっきり泣いた。

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