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恋空予報

第5章 告白

二宮side


…部活終わるまで待ってようかな…
…あ、いや、そのを迎えにいかないと…

いや、でも相葉と…


帰るか。


初めてでそんなにガツガツしたら
嫌われるな。



「あ、潤くんに連絡しなきゃ…」


あ、明日でもいいかな…

先に迎えに行くか…


あと、相葉のアドレス聞いておかないと…


あー、することいっぱいだな…



「その、おいで」

「にぃに~」


そのがぎゅっとくっつく。


お家に帰ろう。


「…にぃに、なんかいいことあったの?」

「え?なんもないよ。
でもね…その、にぃに、幸せになれそうだよ」

「ほんと!?じゃあ、そのも?」

「あぁ、そうだな。そのも
幸せになれると思うよ。」


後ろで無邪気に喜ぶその。


…男と付き合ってるなんて言ったら、
軽蔑されるかな…


「だぁれ?」

「それは秘密。
また今度お家に呼ぼっか?」

「うん!そのお友だちになりたい!」


だろ?


そのが幸せならいいんだ。

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