テキストサイズ

黒猫ニーノと相葉さん。

第9章 愛を注ぎたいから。

「ぁ、ぁ、ぁ、ああっ! イクっ…!」

「俺もっ…!」





出来た…
最後まで…





「はぁ…はぁ… ニーノ…?大丈夫…?」

虚ろな目で
ニーノがコクリ、と頷いた。



「ニーノの身体に…ちゃんと、俺、愛を注いだよ。」


繋いだ手をそっと離して
ピンク色に染まった頬に当てた。


「うんっ……」



「もう泣かないの。」


「ぼく…ぼく……」



「間に合ってよかった…」

「え…?」



日付はもう変わってる。
今日が最後のチャンスだったんだよね?


ずっとニーノと繋がっていたいけど。
ゆっくり身体を離していく。


「…ぁっ……」


ニーノが吐き出したモノを綺麗に拭き取った。


俺、ナカに出しちゃったけど…いいんだよね?
注ぐ、って、そーゆーことだよね?



クタッとなってるニーノを抱き寄せて
鼻を擦り合わせてからチュッとキスをした。




「愛してるよ、ニーノ。」







「愛してる…… 雅紀…。」


ニーノはそのまま眠りに落ちてしまった。
起こさないように服を着せてから
その夜は
ピッタリとくっついて
愛しい恋人を抱きしめて眠った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ