黒猫ニーノと相葉さん。
第12章 スーパームーンの夜に。
翔ちゃんたちは
仲睦まじく帰って行った。
途端に緊張しだす、俺。
基本、チキンなんだよ…
「相葉さん」
「…へっ?」
俺の間の抜けた返事に
ニーノが苦笑いする。
「隣り、座ってもいーい?」
「あ、うん! いいよ、おいでおいで。」
「… 。」
「… 。」
やっぱり、ちょっと気まずい。
「「あのっ…!」」
「…何?」
「いや、ニーノこそ…何?」
「えっと…」
真っ紅な顔したニーノが可愛くて
そっと肩を抱き寄せた。
「あったかいね。」
「うん、あったかい…。」
トクン、トクンと心臓が鳴る。
ニーノの温もりが
凄く幸せで。
ずっとこのままで居たいだなんて思った。
「あのね、お願いがあるの。」
「…何?」
「ギュッてして…あいしてるって、言って…?」
ニーノをギュッと抱きしめた。
「…愛してる。」
「もっと。」
「愛してるよ。」
「もっと。もっといっぱい。」
「愛してる。愛してる。愛してる。
愛してるよ、ニーノ。」
「ぼくも…
ぼくも、相葉さんを愛してる。」
引き寄せられるように
どちらからともなく
そっと唇を重ねた。
仲睦まじく帰って行った。
途端に緊張しだす、俺。
基本、チキンなんだよ…
「相葉さん」
「…へっ?」
俺の間の抜けた返事に
ニーノが苦笑いする。
「隣り、座ってもいーい?」
「あ、うん! いいよ、おいでおいで。」
「… 。」
「… 。」
やっぱり、ちょっと気まずい。
「「あのっ…!」」
「…何?」
「いや、ニーノこそ…何?」
「えっと…」
真っ紅な顔したニーノが可愛くて
そっと肩を抱き寄せた。
「あったかいね。」
「うん、あったかい…。」
トクン、トクンと心臓が鳴る。
ニーノの温もりが
凄く幸せで。
ずっとこのままで居たいだなんて思った。
「あのね、お願いがあるの。」
「…何?」
「ギュッてして…あいしてるって、言って…?」
ニーノをギュッと抱きしめた。
「…愛してる。」
「もっと。」
「愛してるよ。」
「もっと。もっといっぱい。」
「愛してる。愛してる。愛してる。
愛してるよ、ニーノ。」
「ぼくも…
ぼくも、相葉さんを愛してる。」
引き寄せられるように
どちらからともなく
そっと唇を重ねた。