黒猫ニーノと相葉さん。
第13章 ぼくは何度だって君に恋をする。
「あれ?」
寝室から移動して
相葉さんのスマホをリビングのテーブルに置いたところで
ジェイが何かに気付いた。
「SMS来てるね」
「SMS?」
「電話番号で送れるメールのことだよ」
なんの躊躇もなく
ジェイがメールを開く。
「この番号って二宮さんじゃね?」
メールは電話より前に送ったもののようだった。
「見てみる?」
「や、それ、プライベートの侵害じゃない?」
まぁいいから、いいからと
ジェイがその番号のところをタップした。
『二宮です。昨日はありがとうございました。
良かったら今夜、お食事でも行きませんか?』
「これって…」
「デートの誘いだな。
メールを送ったけど返事がないから
昼休みに合わせて電話した、ってとこだろ。
このままだと、」
「このままだと…?」
「仕事終わりに合わせて待ち伏せされる確率が高いな。
どうする?ニーノ」
どうする、ったって…
「いいの?相葉さん取られちゃっても」
「いいわけないでしょ!」
「じゃあ、取られないようにしないと」
「どーすりゃいいのさ!」
もしそうなら
ホントにジェイの言う通りなら
相葉さんが断ってくれればいいだけの話で。
ぼくがどうこう出来ることじゃないでしょ…
「俺にいい考えがある」
そう言うと
ジェイがニヤリと笑った。
寝室から移動して
相葉さんのスマホをリビングのテーブルに置いたところで
ジェイが何かに気付いた。
「SMS来てるね」
「SMS?」
「電話番号で送れるメールのことだよ」
なんの躊躇もなく
ジェイがメールを開く。
「この番号って二宮さんじゃね?」
メールは電話より前に送ったもののようだった。
「見てみる?」
「や、それ、プライベートの侵害じゃない?」
まぁいいから、いいからと
ジェイがその番号のところをタップした。
『二宮です。昨日はありがとうございました。
良かったら今夜、お食事でも行きませんか?』
「これって…」
「デートの誘いだな。
メールを送ったけど返事がないから
昼休みに合わせて電話した、ってとこだろ。
このままだと、」
「このままだと…?」
「仕事終わりに合わせて待ち伏せされる確率が高いな。
どうする?ニーノ」
どうする、ったって…
「いいの?相葉さん取られちゃっても」
「いいわけないでしょ!」
「じゃあ、取られないようにしないと」
「どーすりゃいいのさ!」
もしそうなら
ホントにジェイの言う通りなら
相葉さんが断ってくれればいいだけの話で。
ぼくがどうこう出来ることじゃないでしょ…
「俺にいい考えがある」
そう言うと
ジェイがニヤリと笑った。