黒猫ニーノと相葉さん。
第19章 復活 LOVE 。
☆ニノマエSide☆
「ふうっ…」
「相変わらずだな、翔くんと相葉さん(笑)」
「ねぇ、ジェイ。ぼくたちだってバレたかな?」
「まだバレてないだろ? まぁ、時間の問題だと思うけどな。
芝居は完璧だったよ?ニーノ」
命を落としたあの日
オーノ様にかけられた復活愛の魔法のおかげで
ぼくたちは
魂を復活させ、愛の修行をするべく人間の姿に変えられた。
「月が綺麗だよ、ジェイ」
カーテンを大きく開けると
濃紺の空にまんまるのお月様が輝いてる。
「オーノ様、頑張ってるかなぁ」
「二度目の独房生活は結構キツイらしいけどね?」
「御犬様担当の月神様が付いてるから大丈夫でしょ!」
ぼくがニーノだって
早く気付いてね、相葉さん。
そしてまた
前みたいに
いっぱい、いっぱい
ぼくをあいして。
だってぼくは
愛を学ぶために
そして相葉さんを笑顔にするために
復活してここに帰ってきたんだから。
壁一枚隔てた向こう側の温もりを移し取るように
ぼくとジェイは
向かいの壁に手を当てた。
相葉さんを笑顔にするためなら
僕は何度だって人間になってやる。
だから
だから言ってよ
ねぇ、相葉さん。
優しいその声で
そっと囁くように
『…おかえり。』って、ね。
☆END☆
「ふうっ…」
「相変わらずだな、翔くんと相葉さん(笑)」
「ねぇ、ジェイ。ぼくたちだってバレたかな?」
「まだバレてないだろ? まぁ、時間の問題だと思うけどな。
芝居は完璧だったよ?ニーノ」
命を落としたあの日
オーノ様にかけられた復活愛の魔法のおかげで
ぼくたちは
魂を復活させ、愛の修行をするべく人間の姿に変えられた。
「月が綺麗だよ、ジェイ」
カーテンを大きく開けると
濃紺の空にまんまるのお月様が輝いてる。
「オーノ様、頑張ってるかなぁ」
「二度目の独房生活は結構キツイらしいけどね?」
「御犬様担当の月神様が付いてるから大丈夫でしょ!」
ぼくがニーノだって
早く気付いてね、相葉さん。
そしてまた
前みたいに
いっぱい、いっぱい
ぼくをあいして。
だってぼくは
愛を学ぶために
そして相葉さんを笑顔にするために
復活してここに帰ってきたんだから。
壁一枚隔てた向こう側の温もりを移し取るように
ぼくとジェイは
向かいの壁に手を当てた。
相葉さんを笑顔にするためなら
僕は何度だって人間になってやる。
だから
だから言ってよ
ねぇ、相葉さん。
優しいその声で
そっと囁くように
『…おかえり。』って、ね。
☆END☆