黒猫ニーノと相葉さん。
第2章 魔法の条件。
「ニーノの首輪さ、」
今は手首にしている
ぼくの赤い首輪をチラッと見た
「それね、あちこち探してやっと見つけたんだよ」
「えっ、そうなんだ?」
「可愛いでしょ?
絶対赤って思ってたからさ」
「なんで、赤?」
「ふふっ。それはね、」
空を仰いで相葉さんがポツリと呟いた。
「運命だと思ったから。」
「運命…」
「運命の赤い糸ならぬ
運命の赤い首輪、かな?」
そう言ってまた
ふふっ。と笑った。
「日が暮れてきたね。
そろそろ家に帰ろうか?」
帰ろう。
二人の家に。
「ニーノ。はい。」
先に立ち上がった相葉さんが
右手を差し出して。
ぼくはその手を取って
家に着くまで
手を繋いだまま、歩いた。
ジロジロ見られるし
は、恥ずかしいんですけど…。
「ね、相葉さん
みんな見てるから。」
「嫌?」
「違っ…!」
「じゃあいいでしょ?」
相葉さんって
ぼくが思ってるよりも
天然なのかなぁ、なんて。
家に着くと
玄関の前に知らない人が立っていた。
相葉さんがぼくの方を見て
知ってる?
って目で聞くから
知らない。
って首を振った。
今は手首にしている
ぼくの赤い首輪をチラッと見た
「それね、あちこち探してやっと見つけたんだよ」
「えっ、そうなんだ?」
「可愛いでしょ?
絶対赤って思ってたからさ」
「なんで、赤?」
「ふふっ。それはね、」
空を仰いで相葉さんがポツリと呟いた。
「運命だと思ったから。」
「運命…」
「運命の赤い糸ならぬ
運命の赤い首輪、かな?」
そう言ってまた
ふふっ。と笑った。
「日が暮れてきたね。
そろそろ家に帰ろうか?」
帰ろう。
二人の家に。
「ニーノ。はい。」
先に立ち上がった相葉さんが
右手を差し出して。
ぼくはその手を取って
家に着くまで
手を繋いだまま、歩いた。
ジロジロ見られるし
は、恥ずかしいんですけど…。
「ね、相葉さん
みんな見てるから。」
「嫌?」
「違っ…!」
「じゃあいいでしょ?」
相葉さんって
ぼくが思ってるよりも
天然なのかなぁ、なんて。
家に着くと
玄関の前に知らない人が立っていた。
相葉さんがぼくの方を見て
知ってる?
って目で聞くから
知らない。
って首を振った。