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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

☆ニーノSide☆



二週間前まで一緒にお風呂に入ってた時は
恥ずかしがって背を向けて服を脱いでた相葉さんが

パッ、パッって脱ぎだして
なんかこっちのが恥ずかし…


モタモタしてたらどんどん先に髪洗い出して
身体洗って湯船にドボン、て

ぼくも慌てて髪と身体を洗って
向き合うようにして湯船に浸かった



「…」


なんか、ぎこちない。


「ね、背中向けて?」


「背中?」

言われるままに背中を向けた。
顔、見れないじゃん…。


「わわっ!」

後ろからグッと抱えて引き寄せられて
相葉さんの足の間にスポッと収まった。


「相葉さ…!」

逃げようとするぼくに
腕の力がギュッと強まって
肩に相葉さんの顔がトン、と乗っかった


「は、恥ずかし…からっ、」

「恥ずかしいのは俺も一緒だよ」


相葉さんがふふっ。って笑うから
あ、一緒なんだ、って思ったら
急にチカラが抜けた。


相葉さんのドキドキが
密着した背中越しに伝わる


「もうね、恥ずかしがって躊躇するのやめたんだ」

相葉さんがポツリと呟いた

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