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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

自然と涙が溢れてくる。


ぼくの涙に相葉さんが気付いて
心配そうな顔をするから


「幸せ…過ぎてっ、」

はにかんで見せた。



「俺も幸せ。…愛してる。」



相葉さんの唇が
ぼくの首筋を伝って
チュッとキスの音を立てる


「ぁっ…」


ピクッ、と反応して
高い声が出ちゃったら、

「可愛い。」

なんて言うから恥ずかしすぎて。



何度も何度もキスされて
身体は熱いし
頭はふわふわするし
目なんか眠たい時みたいにトロンとしちゃうし、



「はぁっ…ぁ、…ぁっ、」



もう、溶けそうだよ…。



相葉さんの右手が
スウェットのその下のTシャツの中に入ってきて


「んぁっ…!」


擽ったい、って思ったそのすぐ後に
電気が走ったみたいに
身体がビクン、て揺れた



何、今の…?



「すっごく可愛いよ、ニーノ。」

またチュッ、とキスされて


「怖かったり嫌だったら
ちゃんと言ってね?」

そう言うと相葉さんが上半身裸になって
ぼくのスウェットとTシャツも一気に脱がせた。



肌と肌が直接触れ合って
伝わる相葉さんの温もりが
あったかくて優しくて
また涙が溢れそうになる




怖くない
きっと

相葉さんとなら、怖くない。

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