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黒猫ニーノと相葉さん。

第6章 一歩前へ。

「ニーノ、こっち電気消すからそっち点けて?」

「はーい」


サイドチェストの小さな電気を点けて
ぼくは布団に潜り込んだ

相葉さんも続いてお布団に入ってくるから
いつものように右手を差し出すと
その手をギュッと繋いでくれる。



「おやすみ、相葉さ…」

「ニーノ」


相葉さんが空いてる方の手で
ぼくの頬を包んだ




「好きだよ」




ぼくの唇に
相葉さんの唇が重なる


初めての
長い、長い、キス。



「んっ…」



唇が一瞬離れたと思うと
またすぐに塞がれて

キスがどんどん深くなっていく




「んっ、…んんっ……」




はっ、て息をした途端
何か入ってきたと思ったら

相葉さんの、舌で。

たまらずぼくも夢中で舌を絡めた




「はっ、はぁっ……あい、ば、さんっ…!」


「ニーノ……好きだよ、ニーノ。」








好き。

相葉さんが好き。大好き。




離れたくない。

忘れたくない。

ずっと一緒に居たい。




神様、オーノ様
お願いします

ぼくと相葉さんを
離れ離れにしないでください。



どうか、どうか……。

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