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ずっと隣で笑っていて

第10章 第十話

後ろから抱き締められた

「どこ行くんだ?」
耳元に響く君の声

願って…

願って…

呼んでほしいと願った声が耳元に響く

「しょ… しょうちゃん」


会いたくて…

会いたくて…

抱き締めてくれって願った君が今 目の前にいる


「しょうちゃん…」

きみの胸に顔を埋めて泣いた…


君の匂い…

君の鼓動…

君のぬくもり…


空っぽの心に染み渡る


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