テキストサイズ

ずっと隣で笑っていて

第13章 第十三話

「いらっしゃい!寒かっただろ 早く上がりなよ」


「うん 突然ごめんね」


智くんが買ってきたのも並べてコタツに入った


「とりあえずかんぱいしよっか 俺は明日休みだけど 智くんは?」


「俺も休み…」

やっぱり何かあったな

元気ないし痩せた?いや、やつれた


他愛も話しかしないからさ 俺からふってやったわけよ


「なんかあった?」

突然涙をこぼした


「しょ…翔くん…あのね」

泣きじゃくる背中を擦ってあげる


「彼女が出てった… 結婚するはずだったのにー ウワーン

翔くん…俺ね… 本気で結婚したかった
ウワーン」


子供みたいに泣き出した

ストーリーメニュー

TOPTOPへ