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ずっと隣で笑っていて

第13章 第十三話

彼女には一回だけ会ったことがある
智くんが紹介してくれた時に食事したんだけどね

いい子だったよ

控えめでさ 今時の女の子じゃなくてお似合いのカップルだったんだよ


やっと落ち着いてきた智くんに聞いてみた


「何があったの?」
「わかんない…」

「ハッ~?」

「帰ったら彼女の荷物がなくなってた… 電話も通じないし…」

「予兆とかさ 怒らせる様なことしなかった?」

「してない!…

と 思う…」

もー―――――!

「智くんさ またほったらかしにしたんでしょ 前の時だって 原因はそれだったでしょ」


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