テキストサイズ

ずっと隣で笑っていて

第14章 第十四話

となりで寝てる君がまた魘されてる

眉間にシワを寄せて 顔から出た汗が首筋を伝っていく

君をそこまで追い詰めてるものはいったい何なんだ

君は何も言ってくれない

一人で抱え込む

聞いても君はただ微笑むだけで


自分の無力さに呆れてしまう

俺って…

そんなに頼りない?
俺たち付き合ってるんだよね?


額の汗をタオルで拭ってやる

きみの長くて綺麗な睫毛が涙に濡れていた

君の背中…

こんなに細かったかな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ