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ずっと隣で笑っていて

第15章 第十五話

会社に電話したら
ちょっと前に帰ったって…


「和~ 潤~ 翔ちゃん迎えに行くかー?」

「うん! 行くー!」

「雅紀 起きろー 」

「は… はい いただきます…」


寝ぼけてんじゃねー
一発げんこつ!


「痛ッ!ひどいよー」


涙目の雅紀はほっといて 俺たちは出かける準備をした


「待ってよー 俺も連れてって~~」


置いてかないから早くしろ!


戸締まりオッケー!

外に出たら月明かりでほんのり明るかった

「バス停まで競争だー!」


雅紀が走った


危ないから…って

言う前に転んだ


雅紀くん…きみはバカか…

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