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ずっと隣で笑っていて

第21章 第二十一話

「起きて…」

眼に映ったのは

見慣れた笑顔

翔ちゃん… 雅紀 和也 潤


みんなが俺を囲んで覗き込んでる


「朝ごはんできてるよ」 翔ちゃん…


「も~ ペコペコだよ」 雅紀…


「早く起きてくださいよ」 和也…


「がんばって取ってきたんだぞ」 潤…


翔ちゃんに腕を掴まれて浜辺に着いた


魚が焼かれるいい臭いがしていた


「智は寝てばっかで 役に立たないな」


そりゃないょ 翔ちゃん…


そんな顔すんなや

そう言って豪快に笑う翔ちゃんの顔


涙が溢れた…


ひとりはいやだ…


やっぱりみんなが一緒にいてくれないと
寂しくて

生きていけない…


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