テキストサイズ

ずっと隣で笑っていて

第21章 第二十一話

砂浜に雅紀と和也と潤が何かを書いてる

三人でじゃれ合う姿を翔ちゃんと俺は 笑いながら見てた


「何書いてんだろ」
俺の言葉に翔ちゃんは

「そばじゃ わかんないから 上から見ようか」 って笑った


二人で小高い丘に登ってみた


「…」


「大野 智 俺の名前…」


人の名前で遊ぶな!

「智はあの三人の遊び道具だったからね」


翔ちゃんは笑いながら言った


そう言えばそうだったな


いつもちょっかいだしてきたもんな

ストーリーメニュー

TOPTOPへ