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ずっと隣で笑っていて

第23章 第二十三話

もうすぐ春になる


日中は暖かいが日が暮れるとまだまだ寒い日が続いてた


今日もまたホームのベンチに座ってる


電車から降りる人達を目で追う

追っても 追っても


翔ちゃんはいない…

いないんだ…


最終電車が発車した

ホームに響くメロディーが哀しみを連れてくる


俺は 動けずにいた

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