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目の前に翔ちゃんがいた…


逢いたくて 逢いたくて 逢いたくて…


死ぬほど願った


「翔ちゃん…」


のばした手を翔ちゃんが掴んでくれた


「智… 帰ってきたよ お前の所に帰ってきたよ」


翔ちゃん… 翔ちゃん 翔ちゃん 翔ちゃん…

「ずっと待ってた 必ず迎えに来てくれるって信じてた…」

翔ちゃんが抱き締めてくれた

暖かい…


涙に濡れた睫毛を指で拭いてくれた


暖かい…


「智… これからはずっと一緒だ もうどこにも行かない さあ行こうか」


翔ちゃんが俺の手をとる


大好きな 大好きな翔ちゃんの手は暖かかった


もう絶対に離さない…


俺たちは電車に乗った