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ずっと隣で笑っていて

第24章 第二十四話

『翔ちゃん 俺も 愛してる…

ずっとそばでみてるからね

じゃあ またね』


電話が切れた


外に出たら 心が優しさでいっぱいになってた 淋しい想いも消えていた


いつから居たのか

あん時のおばあちゃんがニコニコしながら立っていた


「話できてよかったない 一人じゃなかったじゃろ? いっつもそばにいてくれるんじゃよ うちのじいさまも わたしのそばにいるかんね」


「そうだね 今日ここに来てよかったよ」


おれ 頑張るから
見ててね 智くん…


海に向かって叫んだ

「智く―ーーーん」

キラキラと輝く波間に智くんの笑顔が映った




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