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ずっと隣で笑っていて

第25章 第二十五話

バイトの帰り 深夜だから誰も歩いてない

自分の足音だけがアスファルトに響いていた


月明かりでほんのり明るい


アパートの側を通りすぎようとした時


月明かりをスポットライトのように浴びた一本の桜の木が目に入った


やっと蕾が少しだけ膨らんできた桜の木

幻想的な景色に声も出なかった

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