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ずっと隣で笑っていて

第27章 第二十七話

「おーちゃん どうしたの~? いつも以上にボーッとしてさー」


心配そうに雅紀が顔を覗き込む


「なんでもねぇよ 眠いだけ」


「いっつも寝てるけどさー 寝てないじゃん! ボーッとして 何? 何? 恋患い?相談にのるよ なんでも聞いて!」


「なー 雅紀 あいつって何者なんだ?」

「アイツって?」


キョトンとした顔で聞き返す雅紀に


「SHOだよ…」


「えーーーーッ…!」


「声でけぇよ」


雅紀にゲンコツをくらわした


「俺もアイツも男だ!恋患いなんてあるか!」


「おーちゃん たまたま好きになったのが男だった そんなのいっぱいあるんだよ SHOなら俺もありだな」


思いっきりゲンコツくらわした


涙目の雅紀が呟いた

「素直になればいいだけだよ… 知り合いに聞いてみるからさ まかせといて!」


俺…


好きなのかな…


わかんねぇや…


アーーーッ!


イライラする!

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