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嫌われ狸の一生

第6章 犬をいじめた話

幼い頃はそんな気持ちもなく、犬を自由にしようとして結果いじめたのかな?

でも、両親が見ていじめがひどくて山に捨てるほどならよっぽどだと思う。

もしその犬に会えるのなら土下座してあやまりたい。許してはくれないよね、

ボクが不幸な人生なのがその犬の祟りなら当然の報いである。
山に捨てるほどにひどかったのなら許されることではないよね。

いろいろ記憶力がいいはずのボクの記憶が唯一その犬のことだけは思い出せないのは、ボクも辛かったのか、良心の呵責か、その犬にしてもボクのこては思い出したくないから、その呪いの力かは分からない。

真相がはっきりしなくて申し訳ないが、犬や動物を飼っている人がこれを読んでくれているのなら、動物の気持ちを大切にしてほしい。

急にそっけなくなって離れていくこともあるけど、そういうものです。飼い主さんが嫌いになったわけではないです。すぐに戻ります。飼い主さんがいなくなろうとすると寂しくて怒りますから。

ボクがそんなにひどく犬をいじめたのなら・・・山に捨てるほどなら、記憶を封印するほどなら、ひどいことをしたんだよね。

ボクに降りかかる多くの厄災がその罰なら、それでいいよ。受けるべき罰、許されない罰だから。

つらい思いをさせて申し訳ありませんでした、安らかにお休みください。その後、私は犬に対して愛情を以て一緒に暮らしているつもりなので、ご安心してください。

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