嫌われ狸の一生
第22章 別居生活
妻は気に入らないことがあったりすると1~2日子供を連れて実家に帰っていた。
こんなプチ家ではきりがないので、半年間も別居した本格的な別居について記すことにする。
30万円も窃盗をして警察にも風俗にもやられなくて済ませていただいたにもかかわらず妻の態度は改まらない。
ボクなら毎日相手に土下座して生きるけどな。
これが妻というバカタレだ。
だから喧嘩は絶えない。
子供が幼稚園にあがった年の夏休みに事件は起きた。
ふだんは仕事であまり子供にかまえないので、夏休みにいっぱい遊ぶのを楽しみにしていた。
それなのに、夏休みの前日の金曜に帰宅すると妻も子供もいなかった。
また勝手に実家に行きやがって。でも日曜には帰ってくるかと思えば、とうとう夏休みが終わるまで帰ってこなかった。
翌週の日曜に妻が帰ってきた時にはボクはふざけるなと大激怒した。
もう怒りは治まらずにけちょんけちょんのクソミソに妻のことを罵倒し、怒声を浴びせた。
近所の人も集まってきたので、コイツはふだん仕事で忙しいボクが唯一楽しみにしていた夏休みから子供を奪うような酷いことが平気でできるヤツだ、人間じゃないと、妻のしたことの一部始終を暴露した。
妻は激怒してそのまま子供を連れて実家に戻ってしまった。
妻は帰ってこなくてもかまわないが、子供と引き離され続けるのはイヤだ。精神的ダメージが大き過ぎる。
ボクは妻の家に乗り込んで、土日だけは子供をこちらの家に泊まらせることの約束を取りつけた。
子供と過ごす土日がどんなに楽しかったか。
そして日曜の夜に子供を返しに行くのがどんなにツラかったか。
日曜の夜は泣きながら酒を飲んだ。
そんな別居生活から半年が過ぎようという頃に妻の父親がやってきた。ボクが仕事から帰ってくるのを待っていたようだ。
要件は今後のことと慰謝料を要求するため。
ボクはふざけるなと要求を一蹴にした。
散々に酷い仕打ちをしておいて、よくもこんなバカな請求ができるものだ。それなら上等だ。こちらも妻の仕打ちを考慮して然るべき慰謝料を請求させてもらう。
あれだけの仕打ちをしたのにこの金額が要求できるということももちろん算定根拠に算入すると言ってやった。
まずは夏休みにボクと子供の時間を奪ったこと。
妻の父親は驚きを隠せなかった。
こんなプチ家ではきりがないので、半年間も別居した本格的な別居について記すことにする。
30万円も窃盗をして警察にも風俗にもやられなくて済ませていただいたにもかかわらず妻の態度は改まらない。
ボクなら毎日相手に土下座して生きるけどな。
これが妻というバカタレだ。
だから喧嘩は絶えない。
子供が幼稚園にあがった年の夏休みに事件は起きた。
ふだんは仕事であまり子供にかまえないので、夏休みにいっぱい遊ぶのを楽しみにしていた。
それなのに、夏休みの前日の金曜に帰宅すると妻も子供もいなかった。
また勝手に実家に行きやがって。でも日曜には帰ってくるかと思えば、とうとう夏休みが終わるまで帰ってこなかった。
翌週の日曜に妻が帰ってきた時にはボクはふざけるなと大激怒した。
もう怒りは治まらずにけちょんけちょんのクソミソに妻のことを罵倒し、怒声を浴びせた。
近所の人も集まってきたので、コイツはふだん仕事で忙しいボクが唯一楽しみにしていた夏休みから子供を奪うような酷いことが平気でできるヤツだ、人間じゃないと、妻のしたことの一部始終を暴露した。
妻は激怒してそのまま子供を連れて実家に戻ってしまった。
妻は帰ってこなくてもかまわないが、子供と引き離され続けるのはイヤだ。精神的ダメージが大き過ぎる。
ボクは妻の家に乗り込んで、土日だけは子供をこちらの家に泊まらせることの約束を取りつけた。
子供と過ごす土日がどんなに楽しかったか。
そして日曜の夜に子供を返しに行くのがどんなにツラかったか。
日曜の夜は泣きながら酒を飲んだ。
そんな別居生活から半年が過ぎようという頃に妻の父親がやってきた。ボクが仕事から帰ってくるのを待っていたようだ。
要件は今後のことと慰謝料を要求するため。
ボクはふざけるなと要求を一蹴にした。
散々に酷い仕打ちをしておいて、よくもこんなバカな請求ができるものだ。それなら上等だ。こちらも妻の仕打ちを考慮して然るべき慰謝料を請求させてもらう。
あれだけの仕打ちをしたのにこの金額が要求できるということももちろん算定根拠に算入すると言ってやった。
まずは夏休みにボクと子供の時間を奪ったこと。
妻の父親は驚きを隠せなかった。