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どうか、

第2章 高木の決心






「…っ、ん」





昨晩、激しく突かれ続けたその穴に指を入れてみる。水っぽい音が部屋に響いて、寝込んでいるベットが揺れた。




桜太郎が探し当てた俺のイイところ。ぷくりと膨れ上がったクルミ大のそこを擦り上げると、昨日自身の理性をかっさらっていった感覚が蘇ってくる。







「っん!あ、ん…っ!い、ぃ…」






思い出す、感覚。




桜太郎の欲望が、そっと這い上がってくるあの背徳感。









あいつは俺のここを突きながら「ここがいいんだ」って、微笑んだ。









ふとその声が耳元で囁かれたようにしっかりと聞こえる。気味の悪い。憤怒の感情がまた被さってくる。



はずなのに…











「…っひぁ、ぉ、おう…たろ…っ」






俺は、あいつを求めてる。









どんどん腰が上がっていって、指の動きはまるで昨日桜太郎がしたように突くような動きを再現し始めていた。



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