カラダも、ココロも。
第2章 目覚めと、夕暮れ
「はぁん……」
「気持ちいい?」
「やん……」
厭らしい声と、男の下卑た声と、生のクラシック・ピアノの演奏と混ざり、まるでひとつの曲のよう。
「柔らかいね…」
今日の相手は、高そうなスーツに身を包んだダンディーなおじさま。
その感触を味わうように私の胸を揉む。
キュッ…!
「ぁあ、…はっ!」
「かわいい声だね、乳首感じちゃうんだ……?」
キュッ、キュッ!
「ぁ〜ん……!」
一層強く乳首を摘ままれた。
さっきまでの愛撫はまだヨかったのに、だんだん指に力が入っていく。
「どうだい?僕のテク。」
これで何人もの女を相手にして来たんだよ、と自慢気に言う。
痛いよ!!下手くそ!!