カラダも、ココロも。
第2章 目覚めと、夕暮れ
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「はぁ〜、極楽っ……」
私は何時も、職員用のお風呂に入る。
少し熱めの、でも仕事終わりにはちょうどいい温度で。
疲れた身体にじんわりと沁みわたる。
(…にしても。今日のお客様はちょっとケチだったな。)
私は、エッチをする為にウン万円も払えないけど、タダでしようとするなんて。
実は、本番交渉を受けた事がないのは私だけ。
それって…私は追加料金を払う程魅力の無い女ってこと……?
《売り》は出来ればしたく無いけど、
でもそういう事なのかなって…たまに思ってしまう。