カワイイ子には気をつけて。
第5章 five
「あ…帰った??お兄さん?」
「下の階にいる。」
うちは相当な金持ちでこのビルを経営している。
って!
「服は!?俺のかすから着ろ!!」
「熾って…何だかんだ優しいよねwww」
何言ってんだこいつ。
俺はこいつの事情を聞いて衝撃だった…
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それは太虎が学校を休んだ日。
俺は太虎の友達に呼び出された。
いつもいっしょにいる奴な?
「熾くん…一応、話しとくね。太虎のこと。」
最初は意味分かんなくて…
でも、聞いていくうちに…
やらかしたと思った。
聞くと、
母子家庭で親による暴力は日常茶飯事。
金も与えられず、ご飯は喉をあまり通らない…らしい。
…それから、
中学校では差別を受けていたらしく
当の本人は気がおかしくなっててそんなことも覚えてないらしい。
幻覚でも見てたようだったと。
それほど記憶を抹消したかったんだろう…