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カワイイ子には気をつけて。

第6章 six

熾side



2人が教室に戻ってきたのは昼休みだった




「…熾。弁当もう、食べた??」


太虎が話しかけてきた。


声はガサガサで…


「まだだよ…太虎。今日、僕の家に来ない?」



早く抱きしめたくて…


早く泣かせてあげたくて…



「行かな「来て…じゃないと俺が…」



辛いから…って何言おうとしてんだよ…




「…うん」



「って、熾くん。自分のこと“俺”って言ってるけど大丈夫?w」


竜弥が話しかけてきた…


タイミング悪…



「うるせぇ…」


「うわぁー…こわー。」




そんなのおもってないくせに。



「太虎??大丈夫??」

「あぁ…うん。」



太虎はずっとぼーっとしていた。



何を考えていたのか…俺には分からなかった。





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