カワイイ子には気をつけて。
第7章 seven
数時間後。
ピンポーンと家のチャイムが鳴る。
熾??
帰ってきたのかな?
誰が来たのかみると
知らない人。
おにいさん?
なかなかそうは見えない人で。
似てない…
から違うよね?
とりあえず応答してみることに。
「あの…今熾くん不在なんですが…
何の御用で?」
「あ?…誰?…あ!お前、熾のお気に入りの恋人くん?」
…え?お気に入り??
「いやぁ、ちょっと忘れ物しちゃってぇ〜…」
「すぐ帰られるならどうぞ。」
なんて言って
家に入れた俺が馬鹿だった。