カワイイ子には気をつけて。
第7章 seven
「お邪魔しまーす。」
「熾に見つかるとやばいので早くお帰りになってもらってもよろしいですか?」
かなり大きい人だな…
家に入れたはいいものの。
「あ〜…あったあったぁ。」
おにいさん?なのかな?
そんなにやばそうな感じはしないのに。
「熾のおにいさん何ですか?」
「え?あぁ、そーだけど?」
まじか。
これ、まじでバレたらヤバイやつ?
「ねぇ、君の名前教えてくんない?」
名前!?教えても大丈夫なのか?
熾があんだけ入れるなと言っていた人に?
「…言えません。」
「……熾に言うなって躾されてんのか。」
躾!?まぁ、確かに。躾なのか?
「まぁ、いいや。
君さ、、本当にバカだよね?」
え?
どういうこと?
その瞬間、
薬を嗅がされ眠らされてしまった。