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カワイイ子には気をつけて。

第7章 seven



目の前で殴り合いが始まった。



「っの…クソアニキ!!」

「痛てぇなぁ!っおい!!」




やめて…




やめてよ…






「熾っ!!!やめて!!」





シーン…





静まり返る部屋。







「…俺、大丈夫だから?」





俺がそう言うと、


熾は着ていた服を脱いで



俺に着せて…




俺の手を掴み、お兄さんに



「…一生顔見せんな…クソアニキ。」




その一言だけ言い放って部屋を出た。













俺が悪いのに。


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