カワイイ子には気をつけて。
第8章 eight
ピンポーン…
「あら?どちら様かしら?
こんな夜遅くに。」
ガチャ。
「太虎ー。いる…
こんばんわ。」
そこに居たのは竜弥だった。
「あら、竜弥くん。よかった。
今日は太虎をそっちの家に連れて行ってくれる?」
え?
「今日は二人きりで楽しみたいから」
ナニソレ…
普通、家族にきちんと紹介するものじゃないの?
「……。そう、ですか。」
竜弥…
俺たちは家を出て。
「…何?あの人、お母さんの恋人?」
竜弥はぶっ込んで聞いてきた。
「再婚すんだってさー…アハハ…笑えるわ…」