カワイイ子には気をつけて。
第8章 eight
!
「早く。来いって。
バカたいが。」
ギュ〜…
「こんのバカ!今日はよくも目逸らしやがって!」
「…根に持ちすぎ。」
「はぁ!?大体、このアホ竜弥とお似合いとかまじで1ミリもありえないんだけど!?」
熾はちっちゃいからとても抱きしめやすくて。
「…肩。今日だけ濡らしていいから。
何があったか聞いていい?」
俺は熾の肩をビシャビシャになるまで泣きながら
語った。
何分そうして居たんだろう。
「んじゃ、ダーリンは帰るよ!
また、明日、マイハニー」
竜弥はそう言って帰って言った。