テキストサイズ

カワイイ子には気をつけて。

第9章 nine




俺がじーっと熾の荷物を見てたからか知らないけど



竜弥は



「あ、わりー。今日兄貴に呼び出されてたんだったー」



と、空気を読んだのか帰って行った。






「…で、それは何なの。」



熾は顔を逸らして

「だ、だから。服だって。」



なんて誤魔化す。



ほんとに何してたんだよ。





「太虎、昼飯食べて帰ろ。」



そう言って片方だけ空いた手を差し出してくる。



これは手を繋ぐの?



「金。」


「おいこら。」



「うそうそ。手つなご。」




たまにボケてくるとこが熾の憎めないとこw



なんて考えてたら街中なのに普通に





手、繋ぐし。











ストーリーメニュー

TOPTOPへ