Face or Body
第19章 結婚直前最後の事件
数日後…
アキラがヒカルに
『そのユウキ君の事情を話したら、うちみたいなところでよかったら、来てもらっていいよ…ってさ。』
とユウキの働き口を
紹介してくれた。
アキラは川島交番で
ながく勤務しているので
地域の住民との
コミュニケーションもとれていて
繋がりも強いのだ…。
アキラが見つけてきてくれたのは
【上原製作所】という
金属加工の町工場だった。
さっそく
ヒカルはユウキに連絡をして
面接についていった。
『西岡勇気よろしくお願いします!!』
ユウキは上原製作所の
社長である上原忠【ウエハラ タダシ】に
挨拶をし
面接を受け
履歴書を差し出した。
『巻町さんと青山さんのご紹介なら間違いはないでしょう。 西岡君、私は過去は問わないよ。君には未来がたくさんある…。早くこの二人に恩返しできるように、頑張って一人前の職人になってくれよ!!』
上原はそうユウキに話しかけて
採用が決まった。
帰り道…
ヒカルはユウキを
洋服店に連れていき
1着スーツを買ってあげた。
『これ…。私とアキラからの就職祝!! つらくても踏ん張るんだよ!! あっ…こっちはサクラコさんから』
と手帳をユウキに手渡した。
『ここに、色んなかたから教えてもらったことをたくさんメモして覚えなさいって…』
ヒカルはサクラコからの
メッセージも伝えた。
『こんなにまでしてもらって… 俺みたいなやつに…』
ユウキは
嬉し涙に胸をつまらせた。
『ヒカルさんも、来月結婚色ですよね。来月、俺…給料もらえたら…なんかお祝いします!!』
とユウキ
『嬉しいこと言ってくれちゃって―――』
とヒカルは
ユウキの頭をクシャクシャと撫でてあげた。
ユウキは亡くなった姉と
ヒカルがかぶさるように見えた。
――………絶対にまっとうにやり直そう。
ヒカルのメガネの奥の優しい瞳に
ユウキは改めて誓った。
アキラがヒカルに
『そのユウキ君の事情を話したら、うちみたいなところでよかったら、来てもらっていいよ…ってさ。』
とユウキの働き口を
紹介してくれた。
アキラは川島交番で
ながく勤務しているので
地域の住民との
コミュニケーションもとれていて
繋がりも強いのだ…。
アキラが見つけてきてくれたのは
【上原製作所】という
金属加工の町工場だった。
さっそく
ヒカルはユウキに連絡をして
面接についていった。
『西岡勇気よろしくお願いします!!』
ユウキは上原製作所の
社長である上原忠【ウエハラ タダシ】に
挨拶をし
面接を受け
履歴書を差し出した。
『巻町さんと青山さんのご紹介なら間違いはないでしょう。 西岡君、私は過去は問わないよ。君には未来がたくさんある…。早くこの二人に恩返しできるように、頑張って一人前の職人になってくれよ!!』
上原はそうユウキに話しかけて
採用が決まった。
帰り道…
ヒカルはユウキを
洋服店に連れていき
1着スーツを買ってあげた。
『これ…。私とアキラからの就職祝!! つらくても踏ん張るんだよ!! あっ…こっちはサクラコさんから』
と手帳をユウキに手渡した。
『ここに、色んなかたから教えてもらったことをたくさんメモして覚えなさいって…』
ヒカルはサクラコからの
メッセージも伝えた。
『こんなにまでしてもらって… 俺みたいなやつに…』
ユウキは
嬉し涙に胸をつまらせた。
『ヒカルさんも、来月結婚色ですよね。来月、俺…給料もらえたら…なんかお祝いします!!』
とユウキ
『嬉しいこと言ってくれちゃって―――』
とヒカルは
ユウキの頭をクシャクシャと撫でてあげた。
ユウキは亡くなった姉と
ヒカルがかぶさるように見えた。
――………絶対にまっとうにやり直そう。
ヒカルのメガネの奥の優しい瞳に
ユウキは改めて誓った。