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現場には
先に到着した
広末桜子警部補【サクラコ】
五代新太郎巡査部長【シンタロウ】
名瀬保巡査長【タモツ】らが
ヒカルとデーブの到着を
待っていた。

サクラコがヒカルを見つけて
駆け寄ってきた。

『ヒカルちゃん…いい？落ち着くんだよ。』

サクラコの言葉に
ヒカルのなかで不安がひろがった…

すでに銃殺された遺体には
シートがかけられていた。
ヒカルはそのシートをあげて
遺体を見た…。

そこには
変わり果てて冷たくなった
ユウキが横たわっていた…。

『おそらく自転車で帰宅中にあの堤防で撃たれて、ここまで転がり落ちて絶命したと思われます。遺体のすぐ近くで自転車も見つかりました。右の即頭部に受けた1発が致命傷…　即死だと考えられます…。』
と鑑識員が
説明してくれた。

―――なんでこんことに…

ヒカルとサクラコは
呆然と立ち尽くした…。