Face or Body
第19章 結婚直前最後の事件
『被害者は、もと港流会の準構成員、西岡勇気18歳。現在は港竜会から縁を切り、金属加工業の上村製作所で勤務していました。
………』
捜査本部での会議で
以下のことがわかった…
まず
ユウキを狙撃した拳銃は改造拳銃。
おそらく
マッハ密売ができなくなった港竜会が
財源確保のために
最近力を入れ始めた活動で
広がったものであろう点。
さらに
3~4日まえにユウキは
目尻を腫らして工場へ出勤してきた際
心配して事情を尋ねた社長の上村に
『あ…大丈夫っす!! 名誉の負傷です』
と
微笑んで答えていたこと。
そして
事件当日は
給料日だったが
いつもよりも1時間分休暇をもらい
工場から早めに帰宅したこと…
しかも同僚が
『普段とは反対方向のショッピングセンターの方へ自転車に乗りかえっていった』
という証言があった。
ユウキの遺体は
滋賀にある実家の父と兄が
引き取りを拒否したことから
司法解剖ののち
荼毘に伏せられたあとで
無縁仏として霊園に葬られた。
アキラとヒカル…
それにサクラコは
ユウキが葬られる最後の瞬間まで
見届けた…。
ヒカルは
『アキラ…』
『分かってるよ…。ユウキ君のために犯人捕まえないとね…』
とアキラ…
結婚休暇を取り下げて
ヒカルはデーブとともに
ユウキを殺めた犯人を追いはじめた。
………』
捜査本部での会議で
以下のことがわかった…
まず
ユウキを狙撃した拳銃は改造拳銃。
おそらく
マッハ密売ができなくなった港竜会が
財源確保のために
最近力を入れ始めた活動で
広がったものであろう点。
さらに
3~4日まえにユウキは
目尻を腫らして工場へ出勤してきた際
心配して事情を尋ねた社長の上村に
『あ…大丈夫っす!! 名誉の負傷です』
と
微笑んで答えていたこと。
そして
事件当日は
給料日だったが
いつもよりも1時間分休暇をもらい
工場から早めに帰宅したこと…
しかも同僚が
『普段とは反対方向のショッピングセンターの方へ自転車に乗りかえっていった』
という証言があった。
ユウキの遺体は
滋賀にある実家の父と兄が
引き取りを拒否したことから
司法解剖ののち
荼毘に伏せられたあとで
無縁仏として霊園に葬られた。
アキラとヒカル…
それにサクラコは
ユウキが葬られる最後の瞬間まで
見届けた…。
ヒカルは
『アキラ…』
『分かってるよ…。ユウキ君のために犯人捕まえないとね…』
とアキラ…
結婚休暇を取り下げて
ヒカルはデーブとともに
ユウキを殺めた犯人を追いはじめた。