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Face or Body

第30章 日記…

『ヒカル…。これ…』
サヤカがインタフォンの
モニターに録画されている
カオルへの訪問者の履歴を見て
ヒカルを呼んだ。

『この男!!』
ヒカルは県警本部の玄関ロビーで
カオルを訪れた男と
同一人物であると認識した。

『この男が、戸田…』
ヒカルとサヤカは
探すべき対象者に辿り着いた。

しばらく
ヒカルとサヤカは
カオルへの罪悪感を抱きつつ
室内を調べる…
途中…
机の引き出しから
カオルのバイブを発見したときには
気まずさが二人をおおった。

独身の32歳だった
一人暮らしの女性の寂しさを
物語っていた…。

と、その時
机の上にきっちりと角を揃えて置かれている
カオルの日記を
ヒカルは見つけた。

―――ごめんね!!カオルちゃん…。
ヒカルはサヤカとともに
日記をひもときはじめた。―――

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