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一方
サヤカはその頃
屈強な港湾労働者からの
かなり執拗で
マニアックな性の捌け口になっていた。

『……ﾊｱﾊｱ…　いいねえ…この女!!この下腹部の妊娠線がたまんねえな…　…ﾊｱﾊｱ…』

『……30代後半には見えねえなぁ…　ﾊｱﾊｱ…このヒクヒクしてるアナル…　いい味してるなぁ…　ﾊｱﾊｱﾊｱ…』

『ほら…　こうやってチンコをぶちこみながら首を絞めてやるとさ…　ｱｱｯ…ｱｱｱｱ…　マンコの中がギュルリーンって動いてたまんねえよぉ…』

港湾労働者たちの
汗臭く酸っぱい体臭に
サヤカは包まれながら
必死に売春婦を演じている…

サヤカにとっては
潜入捜査でのセックスは
彼女のなかでは普通のことで
そんな屈辱に心が崩壊してしまうことなんて
あり得ないという
プライドがあった…。

そんなサヤカを眺めている四条は
もっと
強い刺激をサヤカに与えたいと
考えるようになっていた。

サヤカが20人の男性すべてに
セックス奉仕をして
部屋で待っている四条のもとに
戻ってきた…。

四条はサヤカに
最後のテストと称して
サヤカをある場所に連れていった…。

この四条の急な行動に
ヒカルとサトルは
裏をかかれた。
サヤカは港みらいホテルから
別のクルマを使い
出て行ったのだ…。

『――!!　ヒカルさんヤバイ!!――四条にまかれた!!』
サトルが
そう叫んだ…。

ヒカルは
サヤカが何らかの痕跡を
残してくれていることを祈り
さっきまで
サヤカが性欲の捌け口になっていた部屋に
サトルとともに
突入した…。

―――サヤカさん!!
無事でいて!!

ヒカルは心からそう叫んだ。